バラエティー番組がきっかけ
柔らかい軟式M球を柔らかいウレタン素材で打つと
M球が変形しないでそのままの形で押し出される。
そうすると空気抵抗を受けずに飛び出すことができるので結果良く飛ぶ。
ミズノ社の軟式バット担当者が、
バラエティー番組を見ていて
風船と風船がぶつかり合うと互いに勢いよくはじけ飛ぶ
という事実を知ったことがきっかけです。
高性能軟式バット
軟式バットが高性能になっています。
軟式複合バットといい素材が2種類以上で組み合わせています。
- ウレタン(打芯部柔らかい)
- カーボン、FRP(打芯部硬い)
中でも打芯部が柔らかいウレタンになっているものが人気で、
しかも打球がよく飛びます。
その原理を軟式野球で活かしてできあがったのが
「ミズノ ビヨンドマックス」です。
ウレタンバットで打つとどんな感じ?
ウレタンバットを使うと金属バットやカーボンバットと違って
「ボコッ!」
という打球音がします。
人によっては打った気がしないといい、
手に伝わる打感としては今一つという感想があるのも事実です。
しかし、実際の打球は勢いよく飛び出し、
更に飛距離も出るというのが現実です。
ウレタンバットを使うメリット
ズバリ打球がよく飛びます。
外野への飛球では、
- 通常平凡なフライが外野手の頭を超える
- 内野フライもポテンになる
結果、打率アップへつながります。
ウレタンバットのデメリット
先述しましたように、打球音が「ボコッ!」
という音で手に残る感触もはっきりしたものではないという見方をする意見があります。
また、ウレタン打芯部以外で打てば平凡な打球になります。
通常のバットと同じ真芯でとらえなければ普通の打球にとどまります。
ウレタンバットの進化
初代のミズノビヨンドマックスが発売されたのが2002年
初期型は軟式A球との相性を想定されており、
打芯部のウレタンはA球に合わせて設定されていました。
柔らかめ、という印象です。
2018年に軟式球がM球へ移行され
ビヨンドマックスを含むウレタンバットもウレタンの改良をされ
若干硬くなってきました。
主なウレタンバット販売メーカー
- ミズノ
- SSK
- ミツワタイガー
- ローリングス
なかでもパイオニアは言うまでもなくミズノ社です。
まとめ
軟式複合バットの選択肢としてウレタンバットを選択するというのは
最近の軟式野球事情からスタンダードになっています。
なぜなら結果を出すことができるからです。
しかし、軟式バット選びに失敗しないためには、
自分に合ったバットを選ぶことが重要です。
実際に振ってみることができれば間違いなく
自分に合った軟式バットを選ぶことができます。
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